「健康的に過ごすのに、水がいい聞いたんだけど本当?」
「適切な水の飲み方を知りたい!」
「お茶やコーヒーは水分補給になる?」
このようにお悩みの方はいませんか?
そこで本記事では、水を飲むと得られる効果と、適切な水分補給のポイントを院長が徹底解説!
水以外の飲み物で水分補給をする際の注意点も紹介するので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
水を飲むと健康によいのは本当?健康によい理由を解説
水を飲むのは健康によいとされており、厚生労働省でもこまめな水分補給が推奨されています。(参考:厚生労働省)
成人男性は体重の60%、新生児では80%が水分(体液)といわれています。
つまり、人の身体の成分は、ほぼ水ということ。
身体にある水分(体液)の役割は、以下のとおりです。
- 酸素や栄養を細胞に届ける
-
老廃物を尿として排泄する
-
体温を一定に保つ
- 新陳代謝をうながす
水を正しく飲むことによって、以下の健康効果が期待できます。
- 便秘を解消する
- 心筋梗塞や脳梗塞など、病気の予防になる
- 疲れにくい身体になる
- リラックス効果がある
次の項では、『水を飲むと得られる4つの効果』を詳しく解説します!
水を飲むと得られる4つの効果
ここでは、水を飲むと得られる4つの効果を紹介します。
それぞれ詳細を見ていきましょう。
効果①便秘を解消する
水を適切に飲むと、便秘解消の効果があります。
便秘は、水分不足により便が硬くなっている状態です。
そのため、身体に水分を補給してあげることで、便秘解消につながります。
さらに、ごぼう・カボチャ・オクラなど、食物繊維が豊富な野菜も一緒に摂取すると相乗効果に。
便秘に悩む方は、排便をスムーズにするためにも、こまめに水分補給をしましょう。
効果②血流がよくなる
血液は、全身に栄養や酸素を運ぶ大切な液体です。
水を飲むことで、血液がスムーズに循環し、心臓や脳への負担が減ります。
また、脂質・糖・塩分を排出する役割もあるため、糖尿病・高血圧・心筋梗塞・脳梗塞などの予防にもなります。
さらに、血流がよくなると、温かい血液が身体の隅々に行き渡るため、冷え防止にもなり、メリットがたくさんあります。
こまめな水分補給で病気を予防し、健康的に過ごしましょう。
効果③疲れにくい身体になる
水分補給をすると、疲れにくい身体になる効果もあります。
その理由は、適切に水分補給をしないと、筋肉からも水分量が減り、動きが悪くなることがあるからです。
筋肉の動きが悪くなると、疲れやすくなったり、怪我をしやすくなったりするケースも。
適切に水分補給をし、疲れにくい身体を目指しましょう。
効果④リラックス効果がある
水分補給をすると、リラックス効果も得られます。
その理由は、水に含まれるマグネシウムやカルシウムには、鎮静作用があるといわれているから。
たとえば、ストレスを感じている際にコップ一杯の水を飲むと、緊張感がほぐれ、ホッとする可能性があります。
また、就寝前に水を飲むと寝つきがよくなることも。
そのため、リラックスしたいときに、水を飲むのもおすすめです。
水をあまり飲まないとどうなる?
水をあまり飲まず、水分不足で筋肉に水分がいかないと、筋肉は『ビーフジャーキー』のようになります。
柔軟性や弾力性がなくなり、痛みが出やすくなるので注意が必要です。
さらに、下記の症状を発症するリスクがあります。
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
- 脱水症状
- 熱中症
摂取した水分は、体内で体液となります。
そして、身体の各所に酸素を運んだり、老廃物の排出をしたり、生命に関わる重要な役割があります。
水分不足で、危険な状態になるのは避けたいところ。
自分では気づかないうちに水分を必要としている場合があるので、こまめに水分補給をしましょう。
適切な水分補給のポイント
日常生活の中で、成人が1日に必要な水分量は約2.5Lといわれています。
1回の水分補給では、コップ一杯程度(150~250ml)の水を、6~8回に分けて飲むのが理想的。
2.5Lをすべて飲料水から摂取するのは難しいため、水分が多く含まれている食品を食べることも必要です。
たとえば、キュウリ・トマトなどの野菜や、イチゴ・グレープフルーツなどの果物がおすすめ。
適切な水分補給のポイントは、以下のとおりです。
水分補給のタイミング |
水分補給のポイント |
・寝起き ・寝る前 ・入浴前後 ・運動時 ・食事の30分前 |
・冷やしすぎない ・一度に大量に飲まない ・喉が渇く前に飲む ・水分が多い食品も摂取する |
水は、一度にたくさん飲むのは、避けましょう。
水を飲んでから身体に吸収されるまで、ある程度の時間が必要になるからです。
一度にたくさん飲んだとしても、身体に吸収されず、排泄してしまいます。
適切なタイミングで必要な量の水を飲み、健康的に過ごしましょう。
水以外の飲み物で水分補給をする際の注意点
水以外の飲み物で水分補給をする際の注意点は、以下のとおりです。
飲み物 |
注意点 |
麦茶 |
・日常の水分補給におすすめ ・熱中症対策としては効果的でない場合もある |
コーヒー |
・カフェイン入りの場合は、利尿作用がある ・水分補給を目的とした摂取は向かない ・砂糖を入れる場合は、糖分の摂りすぎに注意 |
スポーツドリンク |
・糖分や塩分の過剰摂取になる可能性がある ・運動時に飲むのが理想的 ・熱中症対策になる |
水以外の飲み物で水分補給する場合は、注意点を理解して適切なタイミングで飲みましょう。
まとめ:正しく水分補給をして健康的に過ごしましょう
この記事では、水を飲むと得られる効果と、適切な水分補給のポイントを解説しました。
最後に本記事のおさらいをしましょう。
水を飲むと得られる効果は、以下のとおりです。
- 便秘を解消する
- 心筋梗塞や脳梗塞など、病気の予防になる
- 疲れにくい身体になる
- リラックス効果がある
また、適切な水分補給のポイントは、以下のとおり。
- 冷やしすぎない
- 一度に大量に飲まない
- 喉が渇く前に飲む
- 水分が多い食品も摂取する
水で水分補給をするのは、身体・心ともに、よい効果がたくさんあります。
適切なタイミングで必要な量の水を飲み、健康的に過ごしましょう。